
執筆者
K.S.
人間が2つの目を持つ最大の理由
「立体視(stereopsis)」を可能にするため
左右の目はおよそ6〜7cm離れており、同じ物体をわずかに異なる角度から見ています。この視差(両眼視差)によって、脳は奥行きや距離を推定し、三次元的な世界を正確に認識することができます。もし片目しか使わない場合、物体の位置や距離を判断するのが難しくなり、手を伸ばす動作や歩行の際にも誤差が生じやすくなります。つまり、二つの目を持つことは単に視野を広げるだけでなく、空間把握能力を飛躍的に高めているのです。
遠近感を認識する
遠近感を認識するためには
・違う角度で
・同じものを
見る必要があります。
具体的には、
近いものほど角度を変えたときの変化が大きいことから、変化の大きい順に手前から配置していくような形になります。
近くのものを見るときに寄り目になるのを思い出していただけたら、なんとなくイメージできるのではないかと思います。

余談
目から得られる情報量は非常に膨大で、人間は1秒間に数千万ビットもの視覚データを受け取っているとされます。しかし、脳がそのすべてを処理しているわけではありません。視覚野では重要な部分だけを抽出・統合し、パターンや動き、色、形などを高速に認識して「意味のある映像」として再構成します。つまり、人間の視覚は単なるカメラではなく、知覚と認知が密接に結びついた高度な情報処理システムなのです。
肉食動物の目が2つ前方についているのは、獲物との距離感を図って攻撃を当てるためと言われています。
草食動物は外敵をいち早く発見するため、広い視野を持てるように横向きについていることが多いです。














